苦手なことで勝負できるほど甘くない
わたしの転機は高校時代3年間担任だった先生のこの言葉。
「苦手なことで勝負できるほど社会は甘くない。好きなこと、得意なことを仕事にしなさい」
進路に迷っていた私にこの言葉はどしんと衝撃を与えた。
なるほど。たしかにそのとおり。
好きなことといえば、本を読んだり、美術館にいったり、旅行をしたり、、お金になりそうもないことばかり。
ならば得意なことではどうだ、と、
コミュニケーションをとることや運動が得意。手先も人より器用なはずだ。
さらに私は苦手なこと、できないことをなるべく避けるべくピックアップしていった。
急ぐことや集団行動が苦手で満員電車も乗りたくない。単純作業の繰り返しができない。
この条件を全て満たせるのは、、と考えて、今の会社に就職した。
できないことがいっぱいある私だか、人にはできないことができる。
この能力はこの仕事だからこそ武器になる。
もしあの先生の言葉がなくて、なんとなく進路を決めていたら、とんでもない未来が待っていたかも知れない。
ちなみに、弟はゲーム好きを極めてプロのゲーマーになった。とっても楽しそうで好きを仕事にできない私はちょっと羨ましい。
みんなの好きや得意が仕事になれば月曜日が待ち遠しくなる日がくるのかもしれない。